みなさん。こんにちは。
新築アドバイザーの吉田です。
3月に入り暖かくなってきました。
この時期になると毎年毎年毎年
『タイヤ交換いつしようかな?』
と思ってしまいます。
私の場合マイカーは休日しか乗らないので
来週あたりに替えようかな。
いやいや、来週あたりまた雪が降るかも。
と葛藤しています(笑)。
さて、コンクリート価格の続きです。
まず、前回のおさらいです。
コンクリート価格上昇の要因として
➀ 原材料の高騰
➁ 輸送コスト
➂ 価格競争が起こりにくい
➃ 需要と供給のバランス
前回は ➀ のお話させていただきました。
今回は ➁~➃ をイッキにお話しします。
➁ 輸送コスト
生コンや原材料を運ぶためのコストも
価格上昇につながる要因です。
◎ 燃料費
燃料費は原油価格に連動していて
原油価格は需要と供給による影響のほか
下記のように様々な要因によって
左右されます。
☑ 産油国の政策(国際競争力)
☑ 地政学的リスク(日本は島国)
☑ 投機、先物市場動向(マネーゲーム)
◎ 人件費
少子高齢化による労働力確保の難しさや
賃金の安さ、労働環境の劣悪さを背景に
近年はドライバー不足が続いています。
➂ 価格競争が起こりにくい
生コンは鉄や木材に比べて価格競争が
起こりにくいです。
◎ 価格競争が起こりにくいワケ ・・・①
生コンは地産地消で遠方から運ぶことが
できない資材です。
生コンは工場での練り混ぜ開始から
工事現場に到着するまでの時間を90分以内
に定められていて供給できる工場が
限られています(JIS規格)。
工事現場まで生コンを90分以内に運べる
距離にある工場しか利用できないため
地方では特に業者数は限られ価格競争が
起こりにくいのです。
◎ 価格競争が起こりにくいワケ・・・ ➁
全国にある協同組合の組織力が
大きくて強い。すこしキワドイお話ですが
『コンクリート業界は価格競争が
起こりにくい業界』です。
え?独占禁止法に抵触しないの?
生コンクリート協同組合は
独占禁止法の適用が原則除外されていて
共同販売が可能なのです。
➃ 需要と供給のバランス
生コンに限らず資材全般にですが
コンクリートを使う需要が高まれば
価格は上昇する方向へ圧力が働きます。
上のグラフで見ると
出荷量は年々少なくなっていますが
価格は上昇傾向にあることが分かります。
つまり出荷量が少ないということは
生コンの需要が少ないということです。
なのに、需要が低下しているのに価格が
顕著に上昇傾向にあるのは
先程 ➂ でもお話ししたように
物価上昇の影響を踏まえた協同組合による
価格の引き上げ・安定化の影響が
大きいと言えます。
協同組合で一度決まった価格は
残念ながら鉄や木材のように
短期間で価格が大きく変動しません。
一度上がった価格は、なかなか下がりくいです。
ん~。やっぱりキワドイですね ^^;
コンクリート価格を1つとっても
様々な要因で価格上昇があります。
かといってイチ消費者の努力で
価格を抑えることもできません。
できることととしたら
『しっかりとした』 ← ここ大事です!!
『計画の前倒し』 です。
さあ、冬も終わり暖かくなって
マイホーム計画スタートの季節に
なりました!!
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