コロンとしたキューブ型の外観に、ネイビー×ホワイトのコンビネーションが爽やかなZERO-CUBE。
外観のアクセントにもなっているオーニングが、リビングに続くタイルデッキと共に屋内外の繋がりを感じさせます。
室内は、白い壁をベースにシンプルに仕上げ、ところどころに取り入れた素材感のある建材が引き立つようにデザインされています。
特徴的なのは、LDKの壁の1面にセメント建材を使っている点です。
この「SOLIDO」という無垢のセメントパネルは、天然の石灰石から生成するためひとつとして同じものがなく、深い味わいを空間に齎します。
玄関にも同じパネルを施工しており、重厚感を感じるエントランスに仕上げています。
あえて白華(エフロレッセンス)を抑えずに形成した無垢のセメントは、長い年月のなかでゆるやかに表情を変え、経年変化と住まい手の歴史を感じられるものになってゆきます。
天然木の趣にこだわった床材やウッドブラインド、
キッチン・脱衣室・玄関正面に施した木目調のアクセントクロスなど、
無垢な雰囲気を大切にしました。
暮らしやすさの工夫は、LDKを中心としてキッチンをぐるりと回れる間取り。
日常生活の無駄を、動線の面からも省けるよう、レイアウトにも工夫を凝らした住まいです。