モスグリーンのキューブ型の外観に、小さな煙突が可愛らしいZERO-CUBEは、「憧れの薪ストーブのある家」を実現させた住まいです。
家の中に入ると、すぐに土間リビングと吹き抜けが広がる開放的なつくり。玄関に壁を作らずリビングと繋げているため、実際の面積よりも広く感じられます。一番寒い玄関側にストーブを置き吹き抜けにしたことで、家中を温めることができます。2階吹き抜けのすぐそばに物干しスペースを設けましたので、冬でも洗濯物があっという間に乾きます。
リビングでもうひとつ目を惹くのが、天然石を使ったアクセントウォール。乱積み風に施工された石壁は、ストーブ側に積まれた煉瓦と対をなし、内装に風格を醸しています。野性味のある乱形石は、施主様が探して購入されたもので、玄関アプローチにも配されています。
「ちょっとでもいいから予算内でできることは全部入れて、『好き』が詰まった家にしよう」と、考えた施主様ご夫妻が内装などの担当エリアを分担し、理想の実現を目指しました。小さなガビオン、コンクリート調の外装材やクロス、ティファニーブルーの小部屋にシャンデリア、インダストリアル調の照明など、お二人の好みのテイストの違いもミスマッチすることなく、おしゃれにまとまっています。
薪ストーブの傍らのハンギングチェアで火を眺めてくつろぐ冬のひととき、夜はおうちバーになるキッチンカウンターで過ごすオフタイムで、ご家族がおうちでゆったり充電できるような空間になりました。