『数百年に一度』の地震は、あなたの代で必ず来る?法律の言葉の裏を読む|OLIVER建築設計

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『数百年に一度』の地震は、あなたの代で必ず来る?法律の言葉の裏を読む

2026.02.05

皆様こんにちは!

株式会社オリバーの中田です。

皆様の中でも、「南海トラフ地震」という言葉をお聞きしたことは

あるのではないでしょうか。

全国では、地震の発生や頻度が多くなったように感じますが、

それほど地震に対しての認知が増えたこともつながっているように思います。

そこで耐震基準にある「数百年に一度程度発生する地震による力に対して、倒壊、崩壊等しない程度」とは、南海トラフ地震と紐づけるとどうなのかをお話できたらと思います。

 

・耐震等級の数十年に一度や、数百年に一度とはどれほどの年数

〇「数十年に一度」

建築基準法では、「稀に発生する地震」と呼ばれています。

具体的な年数:おおよそ30年~50年に一度程度の発生頻度を指しているそうです。

基準の揺れ:震度5強程度

住宅ローンを払い終えるまでの期間に少なくとも一度は遭遇する可能性が高い揺れ

この揺れに対して、「無傷(損傷しない)」

 

〇「数百年に一度」

建築基準法では、「極めて稀に発生する地震」と呼ばれています。

具体的な年数:おおよそ500年に一度程度の発生頻度を指しているそうです。

基準の揺れ:震度6強~7

1923年の関東大震災クラスの揺れをベース

この揺れに対して、「倒壊しない」

 

上記を踏まえた場合、南海トラフは!?

これまでの周期の歴史でいえば、約100年~150年間隔で起きている地震です。

震度も7クラスのため、「極めて稀な地震」に該当します。

もはや「数百年に一度」ののんびりした話ではなくなってきています。

 

・南海トラフ地震がこれほどまでに恐れられている4つ

1.揺れている時間が異常に長い

震度7クラスの直下型地震(阪神淡路大震災など)の激しい揺れは数十秒~1分程度

南海トラフは、海溝型地震といわれ、数分間(3分~5分以上)揺れ続けると予測されています。

2.東と西で時間差攻撃が来る

南海トラフは非常に広範囲なため、一度に被害が出るのではなく、東側が被害あった数日後に西側が被害といった時間差での発生が懸念されています。

3.「長周期地震動」が家をじわじわ壊す

ゆっくりとした大きな揺れが発生します。遠くまで届き、特に高層ビルや、気密・断熱性の高い住宅にも影響を与えると言われています。

4.社会インフラが長期間ストップする

被害範囲が関東から九州までと広すぎるため、国や自治体の救助活動が追いつかないことが予想されます。

避難所はパンクし、物資も届かない。自宅で避難生活を送らざるを得ない状況がやってくると思われます。

 

上記のように南海トラフ地震がありますが、

富山県は、震度5弱ほどと予想されています。

しかし、富山県は平野部に堆積層(柔らかい地盤)があるため、長周期地震動が発生しやすい想定とのことです。

記憶に新しい能登半島地震で、富山県は、震度5強や震度5弱を観測しています。

あの揺れが長い時間続くと思うと怖いですし、余震も含めてたくさんあるかもしれません。

だからこそ、今の家づくりでできることがあります。

30年以内に高い確率で来ると言われているからこそ、今建てる家は、その「巨大な波」を

乗り越えるための船でなければなりません。

私たちOLIVER建築設計として、皆様に最高の暮らしを送っていただくために

構造である耐震、制振と設計に一切妥協しません。

そのことについて、次回お話できたらと思います。

 

株式会社オリバー

OLIVER建築設計

中田悠太