皆様、こんにちは!!
オリバー建築設計の土屋です!!
近頃、昼間は夏のように熱い日が続いていますね…!
この前まで寒くて、洋服を着込んでいたのに、あっという間に夏日….
今の暑さが、まだまだ序の口だと思うと先が思いやられます…..
そんな「夏は暑く、冬は寒い」富山だからこそ
皆様、お家づくりで重要視されるのが「おうちの断熱性能」
今や、どのハウスメーカーに行かれても
「当社は断熱等級○○でこんな断熱材を使っています!」といったお話を聞くと思います。
ただ断熱性能を高めるうえで、もう一つ大切なのが気密性能。
本日は「気密の重要性」や「気密性能を高めるためにどうしたらいいか」についてお話します。
①そもそも気密って?
住宅における気密性能値とは、隙間相当面積(C値)というもので表されます。
もっとわかりやすくいうと、「そのお家にどのぐらい隙間があるか」を表す指標です。
C値は、数値が低いほど性能が良い。(隙間が少ない)とされており
一般的に気密性を重要視したお家だと、C値:1.0㎠/㎡が一つの基準とされます。
例えば、延床面積148㎡(約44坪)のお家がC値1.0㎠/㎡だとすると「148㎠の隙間があるお家」です。
ちょうどハガキ1枚が約148㎠なので家中の隙間を集めると、「ハガキ1枚ほどの隙間があるお家」ということになります。
②なぜ気密が大切か
結論、どれだけ断熱性能が良くても気密性能が良くなければ快適には過ごせません。
気密性能が良いと様々良いことがありますが、「やはり夏も冬も快適に過ごせる」
やはりこれ多くの人が、最も嬉しいことだと思います。
では、夏も冬も快適に過ごすために気密がなぜ重要か…
皆様、想像してください。
今は真冬の真夜中です。コンビニに行こうと、一歩外に出るとビューっと冷たい風が。
どんどん洋服の中に冷たい風が入ってきます。
そんなとき、あなたは羽織っていたダウンジャケットをどうするでしょうか。
できるだけ外の空気が入らないよう、チャックを思いきり上まで閉めないでしょうか。
そう。気密性能の低い家とは、せっかく高性能のモコモコダウンジャケット
を着ているのに、上までチャックを閉めないのと同じようなものです。
どれだけ、良い素材の厚手のダウンを着ていても、チャックを閉めなければ外の冷たい空気は入っていきます。
中に溜まった温かい空気もどんどん外に出ていきます。
お家に話を戻すと、せっかく高いお金を払って、高性能の断熱材を大量に採用したとしても
隙間が多ければ、どんどん外から冷たい空気が入ってきたり、せっかくエアコンでお家の中を温めても
どんどん外に逃げて行ってしまう。こんなことが起きてしまうんです。※夏も同じ考え方です。
こんな最悪の事態を避けるためには、やはりお家の隙間を減らすことが重要です。
③気密性能を高めるには
気密性能を高めるために、1番よく言われるのは窓の種類にこだわったり、性能の高い窓を選ぶことです。
というのもお家の中で、気密性能を下げやすいのが開口部(ドアや窓)です。
だからこそ、高性能の窓を採用したり、気密性が担保しやすい窓の種類を選ぶことは基本です。
また、断熱材によっても気密性能は変わる、、、など、、、
よく言われることはたくさんあるのですが、それらは言うまでもない「あたりまえ」です。
C値0.5~1.0を目指すのであれば、いわゆるネットに出てくる情報を気を付けていれば基本問題ないです。
ただ、オリバーが目指すのはC値0.5以下を最低基準とした限りなく、0に近い値。
そのために欠かせないのは、施工力と仕上げにこだわることだと考えます。
お家は人の手で創っていきます。
ですので、例えばどれだけC値を良くするサッシや断熱材を使用しても、施工の質が悪ければ隙間はできます。
また逆に言えばどれだけ施工力が高くても、人の手で行うものなので、最後の仕上げを怠れば小さな隙間はできます。
なので、そもそも最大限素材の能力を発揮する施工力があるのかどうか。
また施工をチェックしたり、スタッフ総出で仕上げを行う会社の姿勢や文化があるかで細かい差が出てきます。
オリバーでは、C値0.5以下を「あたりまえの気密性能」と定義し
日々、極力0に近い値を目指しています。
そのため全棟、第三者機関が行う気密測定を実施します。
それだけではなく工事担当はもちろん、営業スタッフ等も総出で参加し
仕上げとして気密テープを貼ったり、細部にウレタンを吹き付けるなど、机上の空論ではなく
実測値として気密性能を上げる取り組みをしています。
そういった細かい取り組みの結果、直近の気密測定でC値0.1台を立て続けに出しております。
まとめ
気密性能の重要性について簡単にご説明しました。
今回は「夏は涼しく、冬は暖かく」というテーマでお伝えしましたが、これはあくまで一部です。
気密性能を上げることで、お家の耐久性が上がったり、換気効率が上がるなど他にも嬉しいことはたくさんあります。
まずは
①「断熱性能が良くても、気密性能が悪ければ快適には過ごせない。」
②「気密性能を上げるには、モノだけでなく施工力や仕上げにどれだけこだわるか。」
この2点を覚えていただけると幸いです!!
オリバーでは、LEAD A BEST LIFE ~最高の暮らしを送る~を理念とし、日々お家づくりに取り組んでいます。
最高の暮らしを送るには、おうちが高性能であることは「あたりまえ」です。
是非、お家の性能についてもっと詳しくお知りになりたい方は、お気軽にご連絡ください!
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スタッフ一同お会いできることを楽しみにしております♪