お家の「揺れ」を抑える役割|OLIVER建築設計

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オリバースタッフブログ

お家の「揺れ」を抑える役割

2025.07.04

皆さんこんにちは、新築事業部の風です🌱

 

日中の日差しが強くなり、夏が近づいてきましたね!

私は暑いのがとても苦手なので、毎年夏を乗り越えられるか心配になります😅

暑いが故にアイスを食べすぎちゃうので、健康のためにも今年は気を付けるつもりです!(笑)

皆さんも夏バテや熱中症にお気を付けください🎐

 

さて今回は、お家の壁に入っている「ダンパー」というものをご紹介します!

いきなりですが、皆さんは「耐震」と「制振」の違いをご存じですか?

漢字の通りですが、

耐震・・・どれだけ揺れに耐えられるか

制振・・・どれだけ揺れを抑える・軽減させられるか

という意味を持っています。

 

ダンパーは家の壁内だけでなく、車や家具にも使用されていますが、

全て「制振」の役割をしています。

実際に壁内に入っているダンパーはこのようなものです。

これは全ての壁に必ず入っているわけではありません🙅‍♀️

 

①外周部(地震による揺れが最も大きい場所のため)

②柱と桁の交わる角(地震時に力が集中する場所のため)

にダンパーの向きや方向が同数になるように・片側に偏らないように

全体のバランスをみて配置することが必要になります!

 

また、揺れを吸収することで、建物の構造にダメージが伝わるのを防ぐことができます。

https://www.youtube.com/watch?v=txkybJ8qFu0

上記の動画はevoltz社が行った、震度6強の地震が発生した時のダンパー(evoltz)入り・無しの壁を比較した動画です。

これを見てみると、断熱材のみの壁は横に揺れるたびに亀裂が広がっていることが分かります。

1度亀裂が入ってしまうと自然に修復されることはありません🙅‍♀️

この亀裂により、断熱性能の低下や湿気・水の侵入による腐食も考えられます。

また、次地震が発生した時に壁が壊れやすくなるなど、とてもリスクが大きいです。

しかし1本のダンパーが入ることで、同じ強さの揺れでも亀裂が入ることはないのでお家の長持ちに繋がります🏠💪


いかがでしたか?

普段の生活では見えないダンパーですが、地震から人や家を守ってくれるとても重要な役割を果たしているんですよ~😌

また、ダンパーは大きく分けて①ゴムダンパーと②油圧ダンパーの2種類があります。

それぞれ違った特徴もあるので、次回紹介していきたいと思います!