みなさん。こんにちは。
新築アドバイザーの吉田です。
寒い日が続きますね。
こう寒い日がつづくと
住まいの性能のことが気になりますね。
ずばり、断熱と気密です。
今回は分かりやすくお話しします。
断熱のよい住まいを簡単に説明しますと
「服をどれだけ厚着しているか」
つまり熱が外から室内へ通りにくく
熱が室内から外へ逃げにくいのが
断熱性のよい住まいになります。
次に気密がよい住まいとはなんでしょうか。
大まかな部材で分けると住まいというのは
屋根・壁・窓・床で構成されています。
この屋根と壁、窓、床の継ぎ目に
隙間ができているとどうでしょうか。
住まいはわずかですが
天井や壁、窓に隙間ができます。
そのわずかな隙間から空気が出入りしますので
・冬は冷たい空気が中に入り
暖房の暖かい空気は外へ逃げていく
・夏は暑い空気が中に入り
エアコンの冷たい空気は外に逃げてしまう
ことになります。
つまり気密がとれている住まいとは
『隙間をなくして空気の出入りを減らした住まい』
のことです。
「気密が高い住まい」と「気密が低い住まい」
の違いについてお話しします。
例えば、冬の冷たい風が吹いている時に
しっかりとファスナーをしてダウンジャケットを
着ておけば寒くないですよね。
この状態です。ファスナーを上げています。
逆にファスナーが開いていたらどうなるでしょう。
きっと風がダウンジャケットの中まで入って
体が冷えてしまいます。
この状態です。着こなし的にはこちらが◎(笑)
注)ノースフェイスの回し者ではありません
どんなにダウンを着ていても
風の通り抜けがあれば
決して暖かくはなりません。
ファスナーは隙間から暖かい空気を
逃げにくくする役目があるのです。
また、ダウンジャケットの生地も
風が通り抜けるような素材では
まったく暖かくはなりません。
暖かい空気が通り抜けていかないように
することも気密の役割です。
オリバー建築設計の住まいは
気密性を高めるために
防湿気密フィルムと気密テープを使って
空気の出入りを極力なくしています。
写真は今春オープン予定の
富山市寺町(五福小まで徒歩8分)
ZERO-CUBEカスタムの現場写真です。
透明なビニールみたいのが防湿気密フィルム
黒いテープが気密テープになります。
オリバー建築設計では
断熱と気密どちらも大切と考えますので
どちらかに偏るのではなく
コストパフォーマンスも考えた
素材をチョイスしてバランスを大切にした
住まいをご提案しています。